どーも、お笑い工学の佐々木くんです。
今日のテーマは「漫才の台本の書き方」
いやー、M-1グランプリ2019のファイナリストが発表されましたね!
初出場の組もたくさんいて、僕も知らないコンビも何組かいるので12/22の決勝が楽しみです♪
とりあえず、gyaoで予選のネタをみたオズワルドに衝撃を受けましたw
そんなこんなで、漫才に興味をもってこのブログに来てくれてる方もいるようなので、今回は「漫才台本の書き方」をカンタンに紹介しようと思います!
以前も漫才の作り方みたいな記事を書いたのですが、ちょっと脱線しすぎたので(笑)もう少しスッキリ整理したバージョンを書くことにしました。
それでは行きましょう!
漫才とは大喜利である!
このブログでは何度もお伝えしているように、漫才とは大喜利です。
ひとつひとつのボケは、漫才のスタイルごとに、見せ方は違えど大喜利でボケをつくって行くのが基本です。
たまにコントみたいな漫才があるけど、あれはコントです(笑)
なので、漫才を作り始めの皆さんは、まずは大喜利から作って行きましょう!
①テーマを決める
まずはテーマを決めます。
大喜利でいう所の「お題」ですね。
ベタな所で言うと、「コンビニ」「ファーストフード店」「美容室」「銀行強盗」「面接」...などなど。
漫才では「生活の中で目にする身の回りのモノ」をテーマにすると、イメージが湧くしお客さんも共感しやすいです。
例えば「ゴミ出し」くらいの身近な感じ。
テーマとしてはよくないけど(笑)
あとは「プログラムが多いもの」も、作りやすいですね。
あるあるの多さが、そのままボケの作りやすさになります。
あとは、「何かと何か」をかけ合わせたテーマも、王道なカタチの漫才でよく使われます。
②ボケを考える
次はテーマに沿ってボケを考えます。
いよいよお題にそって、大喜利をして行きます。
ホントに大喜利の回答なので、この段階では「箇条書き」で良いです。
さっきも言ったように、
プログラムがたくさんあるお題だと、ボケがたくさん出ると思います。
コンビニでお弁当買ったときの「温めますか?」や、よく聞くフレーズを元にすると考え易いかもしれません。
とにかく、そのテーマのあるあるを思い起こすと良いと思います。
ちなみに島田紳助さんは「紳竜の研究」で、箇条書きで30個ボケを出して、そこからおもしろい順にベスト5を厳選すると言っていましたね。
この段階では、面白い面白くないは関係ありません。
会議でいうとブレストみたいなモノです。
まずボケ数をたくさん出しましょう!
③ボケを会話に落とし込む
次は大喜利をして出した回答を、二人の会話のやりとりに落とし込みます。
基本的にボケとツッコミにセリフを振り分けて行きます。
まずは断片でいいので、1つのくだりの始まりからボケてツッコんでという一連の流れを、それぞれのボケでつくって行きます。
最初のうちはこれが難しい作業になると思います。
何故かというと「フリ」を作らないといけないからです。
フリというのは、ボケを予想外にするために作ります。
基本は「フリで◯◯と思わせておいて、実は××というボケ」が多いと思います。
最初は途中でバレちゃうようなフリを作ってしまったり、フリとオチとの落差を生み出せない中途半端なフリを作ってしまったりしがちです。
なのでフリは、一番神経をつかって設計する繊細な作業だったりします。
そこを意識してつくって行くのが良いと思います。
④全体をつなげる
それから、さっき一連の流れを作ったボケの断片を、1つの話につなげて行きます。
まず冒頭に、漫才のきっかけとなる話題の提案の部分をつくります。
テーマがコンビニなら「コンビニの店員やってみたいので練習したい」とか。
あとはボケを話の流れがおかしくならないように、繋げて行きます。
ボケの順番のポイントは、じっさいにミスとして起こりそうな所から、徐々にありえない、最後にぶっ飛び系、のボケになるとリアリティーが出てきます。
あとは、時間に合わせて調整したり、ムダな言葉を削ったり、より共感を得られる表現に変えたりという事をして行きます。
これで一応完成となります。
ここから、立ち稽古したりして、またセリフを足したり変えたり、動きを作ったり...
と、漫才の完成までにはもう少し続きますが(笑)
台本はこれで一応完成です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は漫才台本の書き方について、かんたんにご紹介しました。
漫才には、メッセージを伝えるというスキルがたくさん詰まっています。
お笑いに興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね^^
きっと仕事やプライベートにも活かせると思います♪
こちらの記事もどうぞ!
以前書いたつくり方の記事
大喜利のコツ
漫才の演じ方のコツ