どーも、お笑い工学研究所の佐々木くんです!
今回のテーマは「ツッコミ 」。
ツッコミに関して記事にしてなかったかな?と思ったら、以前書こうとしていたんですね(笑) スミマセン、そのうち統合します。。
ツッコミとは?
まずはウィキペディア先生に聞いてみましょう!
お笑い(特に漫才)における役割のひとつ。
おかしなことを話すボケに対し、その間違いを素早く指摘し訂正する役割である
お笑いにおいてのツッコミは、大体こんな感じですかね!
最近は、ネットスラングで「ツッコミ不在」なんて言葉もあるようですが(笑)
仕事なんかでも「問題点をつっこまれる」「資料のツメの甘さをつっこまれる」など、主に「指摘される」ことをツッコミと呼ぶようです。
言葉やシチュエーションから生み出された「違和感 」を適切に正す...という感じでしょうか。
余談ですが、
お笑いのツッコミでいうと、このほかに「ツッコミボケ」というのがありますね。
おもしろ要素を含んだツッコミです。
(ボケツッコミとも言う?)
例えツッコミなんかもこれに当たりますね。
これについてはまた後で。
ツッコミに必要な能力
それはズバリ「常識」です。
一般的な感覚と言ってもいいかな。
ツッコミは、ボケという異常を正す役割なので、これは絶対に必須ですね。
ボケは「常識を基準にそれをズラし」
ツッコミは「常識を基準にズレをもどす」
世間一般の感覚を、自分の中にインストールしておくと良いと思います。
そうする事によって、ボケは無限に出てきます。
(まぁ、パターンはあるけどw)
異常をつくるには、ふつうを知ること。
これお笑い芸人志望者でも、最初はみんな出来てないので、とっても大事なことですね!
あともう1つありました!なので慌てて付け足しw
それは「話を聴くチカラ」
話を聞いてて、途中でおかしな箇所があったら「ん?」と思えるかどうか。
「いま◯◯の話してるのに、そっちに話題変わるのおかしくね?」
「このアニメ話とぶなー」
「回りくどいけど、この人の話はつまりこういう事なんだな」
などなど。
この能力は、言葉に敏感になる事で鍛えられます。
僕はその見た目弱そうなのか、良い人そうなのかわかりませんが、
勧誘によく合ったので、この能力が鍛えられました(笑)
あとは、漫才やコント台本書くときのインプットアウトプット。
芸人同士のボケツッコミでも鍛えられたかな。
この能力があれば、TSUTAYA店内で宗教に勧誘されても、キミすごく良い手相してるので占いたいから事務所に来いとか言われても断ることが出来ます。
これが身に付く前には、高い布団を買わされてクーリングオフしたので、この能力は生きてく上で必須スキルだと言えます。
どんな時にツッコミをするの?
これは当然、誰かがボケた時にツッコミをします。
ですが、そーでなくてもツッコミができる時があります。
それは「自然発生的にボケがうまれた時」。
天然ボケかも知れないし、ノリかも知れないし、言い間違いかも知れないし、その状況にたまたまボケが発生する事もあります。
それを簡単にまとめてみました。
ボケ
状況
心理
価値観
ツッコミの型
ツッコミの型というのは「会話に組み込むカタチ」です。
型は主に2種類だと考えています。
・ボケに対して、間髪入れずにつっこむ「漫才スタイル」
・いったん話を全部受けてから、つっこむ「フレーズスタイル」
という感じ。
漫才スタイルは、皆さんお馴染み。ザ・ツッコミというやつです。
「なんでだよ!」
「おかしいだろ!」
「逆だろ!」
「カブトムシじゃねーか!」
っていうアレですね。
これは、漫才やコントでなければタイミングが難しいんで、(しかも4種類ある)
あんまり使い勝手が良くないかな〜という印象があります。
「フレーズスタイル」というのは、いったん会話を受け止めて、内容に突っ込んだり、面白くしたりするツッコミです。
わかり易く言うと、南海キャンディーズの山里さんですね。
「う〜ん...せめて哺乳類に立候補したい」
みたいな。
「ちょっとゴメン...これ今なんの時間??」
「...え、何これ?一人一人に辱められてくコーナー?」
みたいな感じ。
これは割と、タイミング的にも1種類しかないし、会話の中にスッと入れて行き易いと思います。
普通のツッコミも、この型にハマるので割と万能だと思います。
ただ、気の利いたフレーズを入れる際は、ちょっとしたセンスは鍛えないとかもしれないですね。
ツッコミ力を鍛えるには?
では、ツッコミの能力のレベルアップをするには、どうすれば良いでしょうか?
僕はこの3つが効くと思います。
・相手の話を聴く
・観察すること
・文章を読む
相手の話を聴く
これは、「相手が何を言いたいのか?」「何を伝えたいのか?」「何を主張したいのか?」を感じ取って、
「内容の要約」
「気持ちの要約」
をするのに、とてもトレーニングになります。
これは、実際にいろんな人と喋る機会でやってもいいし、漫才や落語、映画やアニメ...なんでも良いですが、
「ダイアローグ ( 会話 )のあるモノ」
「音声で聴けるモノ」だと良いと思います。
耳で聞いて、判断できるとても良い訓練になります。
会話は人と対面なので、近い形のシミュレーションだと思います。
この能力と、常識&知識をつかって、脱線したときの「違和感を見つける」のがお笑いリスニング能力です。
まぁ、でも深く考えすぎず作品を楽しみながら、鍛えて行きましょう♩
観察力
これはもう、言わずと知れた力ですね。
見ることによって、いろいろな情報に気付く能力です。
これを鍛えるには、
「実況中継」するといいと思います。
ルールは簡単。
目の前のことを心の中で実況中継して行きます。
ただし注意点が1つ。
決して「実況を途切れさせないこと」
これによって、モノの細部から、全体から、例えから、具体から、抽象から、未来から過去から、全て引っくるめて言わざるを得なくなると思います。
これをする事でかなりモノを見ることになるし、実況してない時もしっかり観察できるようになるハズです。
文章を読む
これは、なんでも良いので文章を読んで、内容をつかみ取れるか?です。
テキストでも音声でも、「言葉は言葉」ですからね。
小説とかマンガでも良いですね。
小説なんか、文章文章で超まわりくどいでしょ?それを一個一個ジャッジしていくんです。
「今はタバコの銘柄をしているな」
「銘柄のこだわりの話をし始めた」
「おい、今度はタバコを別なもので例えだしたぞ」
そのセンテンスが何を言ってるのか?
そして、そのセンテンスの塊はなんの話題だったのか?
全部、要約ジャッジして行きます。
小説やマンガを読むことに、慣れてきたら「キャラクターの気持ち」に着目しましょう。「この場面でこれ言われたら、腹たつだろ」。などなど。
いい脚本というのは、「心」が書かれています。
それを感じ取れるのか?それを感じて自分はどう思うのか?という気持ちを乗せられてくるとツッコミは飛躍的に上手くなるハズです。
ツッコミの練習方法
とにかく目に入るモノを心の中で「感想」を言いまくります(笑)
最初は「色」とかからでも良いと思います。
昔、さまぁ〜ず三村さんによる、「白い!!」というツッコミもありましたねw
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「ツッコミ」について書いてみました。
ツッコミは受け身のいわば「リアクション芸」です。
誰でも鍛えやすいので、会話も広げられるし、会話の総括もできるようになるし、かなり使い勝手が良いと思います。
ぜひ、ツッコミをマスターして会話上手になってみて下さい^^
Twitteもやっています。
お笑いテクニックを呟いたりしています。
良ければ、覗いてみてください^^
おしまい