お笑い工学研究所

お笑い工学を研究する元お笑い芸人の「佐々木くん」とお笑い工学を広く伝えたい「そもんず」によるお笑い工学の研究所です。

意識するだけでウケる確率アップ!正しいボケのやり方とそのパターン

 

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どーも、お笑い工学研究所の佐々木くんです。

 

今回のテーマは「ボケの基本」。

 

 

ボケとは?

会話の中で、「面白おかしい受け答えをする」例のアレですね。

 

語源は、諸説あるようですが、

僕は「トボける」から来ていると思っています。

 

 

僕も漫才をやりましたが、演じ方として一番ウケたのは

 

「知っていながら、知らないフリをする」

 

という演出でした。

 

 

この考え方をもって、TVスターの先輩方、レジェンドの先輩方の漫才を見ましたが、ほぼ当てはまっていました。

 

ほぼ間違いないと思います。

 

 

ポーカーフェイスで、知らないフリをしながらトボける。

漫才ではこれなのです。

 

 

日常ではもっと「冗談でっせ!」という感じで半笑いでボケたりすると思います。

 

 

ですが、とりあえず語源はトボけるでオッケーかな?と思っております。

 

 

 

 

笑いの基本は「裏切り」

 

ボケの基本は「裏切り」である。

皆さんも、どこかで耳にした事があると思います。 

 

 

これは本当にその通りだと思います。

この基本を守れば、笑いには繋がる確率は上がると思います。

 

 

「ハイハイ、裏切ればいいんでしょ?そんなの知ってるよ!つか既にやってるしな」

 

 

そう思いました?

思いましたね?

思いましたよね?

 

 

しかし!この「裏切り」。

実は、使いこなせていない人がほとんどなのです!!!!

 

 

裏切り...つまり想定外のこと。

そういった事を言ったり、やったり、動きだったりをする。

 

 

これがなかなかムズカシイ。

中途半端な裏切りだと、笑いにならないのです。

 

 

何というか「裏切りのボーダーライン」みたいなモノがあって、そこを越えない事にはヒトの心は動かせないのです。

 

 

そしてそして、、、

裏切りのボーダーラインを何とか越えたとして。

 

 

 

「やった!!これで爆笑間違いナシだぜ!!俺、地球最強!!!!ウヒョーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・ウケません 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武井壮でも気取ってライオンにでも食われてください。 

 

 

 

 

 

 

実は、その先にもう一関門待ちうけているのです。

 

 

それをクリアーしないと、ただビックリしたり、ただ「あ、そっち!?」となってしまうのです。

 

あんまり詰め込んでもアレなので、ここではこの辺で。

 

 

 

え、何?メンドクサイ?

 

 

 

大丈夫。

一度おぼえてしまえば何のことはないのです。

 

 

このブログでゆっくり笑いの基本を身に付けて行きましょう♩

 

 

 

ボケの種類

 

ボケは、大まかに『4種類』あると考えています。

 

絞ると、色々なパターンはありますが、全てのボケは、そこから派生していくモノ。

 

大元を抑えておけば使いやすいと思います。

 

例えばこんな感じ。

 

 

・意味がないこと

・あり得ないこと

・理由がわからないこと

・タブー

 

 

簡単に説明していきましょう!

 

 

「意味がないこと」

これは本当に意味がないこと。ナンセンスギャグとか言いますよね。

 

 

辞書で引くと、

 

「意味のないこと」「バカバカしいこと」「くだらないこと」

 

とあります。

 

 

意味のないこと=バカバカしいこと

 

 

という認識で、良いと思います。

 

 

「あり得ないこと」

これは、元となるモノやイベント。

それらの一般的なイメージを基準にしたときに、ふつうは「起こり得ないこと」。

 

3分クッキングはあるけど、3分結婚式はないですよね。

 

 

 

「理由がわからないこと」

不条理だけど、何だか面白いということがあります。

 

 

なんか意味深なことを言ってみたり、変な動きをしてみたり、なかなか言葉で説明するのがむずかしい「着地点のないフザケ方」というものがコレ。

 

 

 よほど上手でなければ、ツッコミがないと笑いになりにくいかもです。

 

 

コレは誰でもすぐ出来そうですね。

ツッコミのうまい子を横においとく事を忘れずに笑

 

 

「タブー」

これは単純にやっちゃダメなこと。

 

ルールやマナーをわかっているからこそ、それを破るのを見て笑ってしまいます。

 

 

と、こんな感じで大まかに捉えておくと、ボケやすいかと思います。

 

テンプレの型とかパターンとか色々あるけど、まずはココを覚えておくと良いと思います♩

 

 

 

ボケのパターン

さっきはボケの大元の話をしました。

 

ここでは、そこから派生したボケのパターンを分類して行こうと思います。

 

ボケをパターンを洗い出すには、実は「ツッコミのパターン」で見ていくと分かり易いです。

 

それに則ってちょっと見ていきましょう!

 

 

「意味のないこと」

 

意味ねーだろ!

二度手間だろ!

この工程いらねーだろ!

台無しだよ!

関係ねーだろ!

 

 

「あり得ないこと」

 

あり得ねーだろ!

ウソつけよ!

極端だな!

◯◯過ぎだろ!

 

 

「理由のないこと」

 

何でだよ!

意味わかんねーよ!

訳わかんねーよ!

何のため!?

どういうこと!?

 

 

 

「タブー」

 

失礼だろ!

何してんだよ!

ふざけんな!

ムカつくな!

バカにしてんのか!

 

 

ボケる時は、これらのツッコミをしやすいようにすると、ウケ率が上がると思いますよ♩

 

  

上手にボケるコツ

 

それはズバリ「ツッコミやすさ」です。

 

 

上手い人は、ツッコミの逆算からボケをしてくれるので、受ける側は非常にやりやすいです。

 

 

どんなツッコミが欲しいか?を、明確に示してくれているボケは「わかってるな〜」と思うし、優しさを感じますね。

 

 

・ボケの強弱の感覚

・フリの使い方がうまい

・ツッコミ不在でも笑いを取るには_?

 

 

 

ボケの練習方法

「ボケに必要なのは発想力」なーんて言われますが、そんなんは後回しで大丈夫です!

 

まずは「ある基準をズラす」

 

これだけ意識して行きましょう!

 

 

ある基準というのは、世間一般でのイメージ。

これをズラして行きます。

 

 

これをするのにオススメのトレーニング(遊び)は、

 

「モノ」を決めて、それをズラす。

 

モノにはイメージがくっ付いています。

 

使用方法とか。

スペックとか。

デザインとか。

 

『ハサミ』と聞いたらイメージが浮かびますよね。

 

刃がついてる

危ない

柄の独特のデザイン

美容師さんが使ってるとか

 

それをちょっとで良いので、ズラして行くんです。

 

 

なんでも良いですが、

 

そのモノの「意味がなくなる」

台無しにする

 

ように逆向きにズラすと楽しいですよ♩

 

 

本当になんでも良いのです。

考えるだけで、ちょっとずつ発想力は鍛えられて行きます。

 

慣れたら上で紹介した「ボケの4種類」を当てはめてみると良いと思います。

 

 

僕はストイックは嫌いです←

 

楽しくおもしろレベルを上げて行きましょう^^

 

 

 

 

 常識を正しくインプットせよ!

 

常識というか、世間一般で思われていることを正しく理解する。

 

 

「常識」という一般的なイメージを基準に「裏切り」を作っていくので、ここはマストです。

 

 

詳しくなくて良いので、知識を広く浅くもっていると、色んなテーマでボケられると思います。

 

 

 

「ボケ」よりも「フリ」の方が大事

 

実は、ボケの筋力がまだ弱いアナタでもウケる確率うぃアップさせる方法があります。

 

 

それは「しっかりフリを作る」こと。

 

 

例えば、

 

「新宿で一番おいしいコーヒー屋しってるよ。スタバっていうんだけど」

 

 

っていう、超くだらないボケがあったとします。

 

 

 

これを、その前のフリをガッチリと長めにとって、思わせぶりに、さも価値のあるように言葉でたぶらかすのです(笑)

 

 

意外性のあるボケが思い浮かばないときは、フリを作ってギャップを打ち出すと、いい感じです。

 

 

フリについては、記事を書いてあるので、良ければこちらもどうぞ!

 

 

www.owaraiengineering.com

 

 

緊張と緩和で検索すると、なぜか上位に入ってます(笑)

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回はお笑いの基本シリーズとして、「ボケの基本」について、書いて行きました。

 

 

これでフリ、ボケ、ツッコミに関して書きました。

各テーマでもう2〜3記事作っていこうかな?と思っています。

 

 

皆さんのお笑いライフが充実しますように♩

 

 

 

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おしまい。