お笑い工学研究所

お笑い工学を研究する元お笑い芸人の「佐々木くん」とお笑い工学を広く伝えたい「そもんず」によるお笑い工学の研究所です。

お笑いを見るのがより楽しくなる!?漫才とコントの違いを解説してみた☆

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どーも、お笑い工学研究員の佐々木くんです。

 

今回のテーマは「漫才とコントの違い」です。

 

パッと見、同じお笑いに見えますが、実はちょっと違うんですよね。

 

それでは始めていきましょー!

 

 

 

 

 

 

漫才とコントの違い

 

かんたんに言うと、

 

漫才は「会話」

コントは「お芝居」

 

です。

 

超ざっくりですね(笑)

 

会話というのは「素の2人の立ち話」のことです。

基本は役に入らずに、立ち話として会話が進んで行く。

 

とはいえ、現代の漫才は「◯◯やってみたいから練習しときたい!」

 

とか言って、漫才の体をなしながら、

すぐコントに導入しちゃいますけどね(笑)

 

 

いっぽうコントは、一貫してお芝居。

 

あるシチュエーションがあって、何か事件が起こって、話が展開して行く。

二人の役があって、それを演じて行くという感じ。

 

 

笑いに特化した作りになっているので、

演劇をもっと「コミカル&ポップ」にした感じですね。

 

 

キングオブコントなんか見てると思いますが、

最近の芸人さんはお芝居がとても上手いですよね。

 

ほとんど演劇のそれと変わらないように見えます。

 

 

これは豆知識ですけど、

コメディーはどちらも「軽演劇」というジャンルらしいです。

 

どちらもお芝居はお芝居なので。

 

どう見せるかというだけなんですね。

 

 

 

会話のリズム・テンポが違う!

 

会話のテンポは大きく違います。

 

それは、どちらも会話の劇ですが、

何が違うかというと、

 

「日常会話」を模倣するか

「ドラマ会話」を模倣するか

 

の違いです。

 

 

なので、そのスピードは全く違います。

元ネタが違うくて、様式美となるテンポも違うのです。

 

 

超かんたんに言うと、

 

漫才は「ピンポン」

 

コントは「テニス」

 

くらいの違いです。

 

あくまでテンポだけに絞ればね(笑)

 

 

 

 

服装がちがう!

 

 

 

作り方も微妙にちがう!

 

作り方については、あまり需要がないかも知れませんが、

書いていこうと思います(笑)

 

 

前にも書いたかも知れませんが、お笑いの基本は「大喜利」です。

なので、両方とも大喜利を使います。

 

 

じゃあどこが違うか?

それは「使う箇所」です。

 

 

漫才は「ボケの1つ1つ」大喜利でつくって行きます。

 

コントは「ネタのテーマ」大喜利で考えていきます。

 

 

詳しく見ていきましょう。

 

漫才でいうと、まずネタの「テーマ」があります。

 

仮に「コンビニ」だとしましょう。

これを「こんなコンビニ店員は嫌だ」という大喜利のお題にします。

 

で、それに対して回答を出していきます。

 

・少年ジャンプをレンジでチンしようとする

ハーゲンダッツをレンジでチンしようとする

・粗大ゴミのシールをレンジでチンしようとする

 

などなど

 

...ごめんなさい、ボケが適当ですが(笑)

 

こんな風にテーマに対して、大喜利で1つ1つボケを作っていくのが漫才。

 

 

それに対して、

コントというのは、まずテーマを元に「タイトル」を大喜利で作ります。

 

わかりやすく、テーマを「コンビニ」にしましょう。

 

・服屋っぽいコンビニ

・元医者のコンビニ店員

・店員に万引きを宣言してから万引きしようとするヤツ

 

 

これまた雑な感じで作りましたが(笑)

本当は、コントはもっと色んな切り口がありますが、あえて。

 

で、このタイトルに沿ったボケを考えていきます。

漫才よりもうちょっと設定が絞られた感じがしますよね。

 

要するに、

 

テーマを元に「おもしろシチュエーション」を考えよう!

 

というのがコントです。

 

 

 そういえば、大喜利の記事も書いてました。

 

www.owaraiengineering.com

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?