どーも、お笑い工学研究員の佐々木くんです。
今回のテーマは「緊張の緩和」。
緊張と緩和とも言われますね。
以前も記事で少しだけ触れました。
皆さんも、一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
覚えやすくて響きも取っつきやすい、いわゆる「パワーワード」なので、有名ですよね。
しかし、「が、故に!」フレーズだけが一人歩きしている感があります。
「笑いを取るコツは緊張の緩和をとりいれなきゃダメだよ〜」なんて、一般の方の声もたくさん聞いたことがあります。
ですが、お笑い芸人として舞台を踏んだ者とすると、
ほとんどの人が使いこなせていません。
当然です。だって、どの程度やったら正解かなんて誰も教えてくれないもんね。
そこで今回、お笑い理論を言語化するスキルに
「アタマ3つ抜けてるボク」が出来る限り、カンタンに緊張と緩和について解説していこうと思います。
...いや、色々とイタイこと言ってるのは分かっています(笑)
という訳で、
今回もボチボチやっていきましょー!!笑
緊張の緩和とは?
桂枝雀という落語家さんが提唱した、お笑い理論です。
よくお笑いとホラーは似ていると言われますね。
みんなの「緊張」は足りていない!
緊張と緩和を作ろうとして失敗するケースで一番多いのが、
「緊張感が仕上がってない」というモノです。
たぶん、いま意識している「3倍くらい」は緊張をつくった方が良いと思います。
会話でもありますよね。
「こういう話の内容で、こういう雰囲気のベクトルで行きますよ〜」
という状況。
地上の「水」が蒸発して空まで昇って、段々と段々と「雲」になって行って、それがどんどん溜まって大〜きな「雨雲」になって行くカンジ。
ある程度、雨雲が大きくなったら、あとは、どのタイミングで「雨」を降らせるか?というだけですから
価値をつくって「台無し」にする
積み上げて、積み上げて、それを台無しにするのです。
一番カンタンなのは、「価値を高めて台無しにする」ことです。
以前、死亡フラグの記事を書いたことがあります。
(完成度低いのでそのうち消すかも)
イメージでいうとこんな感じです。
よっしゃ、ジェンガ始めるぞ!
そーっとそーっと...。
積み上げて積み上げて...
ふっふっふ、チョロいな...
「勝ったな...。」
「あぁ...。」
...みたいな感じです(笑)
積み上げたモノをぶっ壊すんですよね。
なので、皆さんスキマスイッチの「全力少年」になってください。
「価値を高めて、台無しにする事」に価値があるんですよね。
緊張をカタチ作る3つの要素
緊張というのは、今のところ3つあると思っています。
① 話すこと、演技する事から生まれる「圧のトーン」
② その状況の雰囲気から生まれる「空気のトーン」
③ そのモノコトが、どういう情報を含んでいるか?という「内容のトーン」
まずは1つ目の「圧のトーン」。
一番はやっぱり会話によって生まれる「音圧」ですかね。
二人の人物がいたとして、Aが喋って...Bが喋って...またAが喋って...という風に、会話よって積み上げられて1つのリズムだったりトーンが形作られると思います
つまりは「ことばの量」なんですよね。
一人でやるか二人でか複数でやるか。
これも「圧」というエネルギーに関係してきますね。ある一定以上のボリュームの言葉を、小気味良くつむいで行くと1つのカタマリが生まれてきます。
難しく言いましたが、「LINEの吹き出し」が5〜6ラリーするようなイメージですね。
大きい雨雲ができる感じ。
目の前の相手に「あ、この会話はこういう感じで進んで行くのね」というのを印象付ける効果もありますよね。
それから「感情の圧」。
音圧と似ていますけど、ちょっと違います。
熱弁とか真剣さとか、心の底から思ってることって伝わる力がスゴイんですよね。
人を強く惹き込むというか。
それによって、聞き手は「隙」ができるんですよ。
無防備な部分ができる。
それをさらに②や③などで、リズムや内容の見せ方で複合的に、仕掛けて行くんですよね。
上手な緊張のつくりかた
実践!感情のひも理論
まとめ
いかがでしたでしょうか?
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