どーも、お笑い工学研究員の「佐々木くん」です。
今回のテーマは、「例えツッコミ 中級編」です。
以前書いた、例えツッコミ初心者編が好評で、めでたくGoogle検索の「例えツッコミ」で上位に表示されています。
やったね!
最近ではお笑いを人に教える機会も増えてきて、例えツッコミに関して新たに言語化できたので、その続編を書いて行こうかなと思います。中級編と書いてあるけど、あんまり関係ないかな(笑)シリーズの続編と思っていただけたらいいなと。
定期的にリライトを行なっていますので、情報が出揃ったら初心者〜上級者編まで内容を並べ直そうと思います。
それでは始めましょー!
「例えツッコミ」と「例えボケ」の違い
例えツッコミ、例えツッコミとは言っておりますが、皆さんお気付きでしょうか?結構、「ボケの人も例えツッコミをしている」事を。ブラマヨ吉田さんとか、有吉さんなんかもやりますよね。ボケなのに例えツッコミが上手なんてすごいです。
なぜこんな事が起きるんでしょうか?才能に溢れているんでしょうか?面白い人はどちらも器用にこなすのでしょうか?答えは、「両方とも同じもの」なのです。
つまり、
例えツッコミ=例えボケ
なのです。
突き詰めるとどっちも同じ「おもしろコメント」なのです。テレビが分かりやすいように括っただけだと思います。ボケだけどツッコミであり、ツッコミだけどボケであるような...何だかややこしいですね(笑)
まとめると、例えツッコミとは「例えをベースとした、ボケ要素を含んだツッコミ」という事になります。なので、ボケだからとかツッコミだから...とか関係なく、お笑いスキルの問題なので、やり方が分かれば使いこなす事ができます。
「例えツッコミ」は「リアクション芸」である
当たり前の事ですが、例えボケというのはそれ単体では成立しません。何らかのアクション、または現象が起きて、それに対するリアクションとして発動します。それは意図的に起こしたボケでもあるし、ハプニングかも知れないし、無茶ぶりかも知れないし。アクションを起こしていなくても、その人やモノの状態だったり服装かも知れない。
それに対して、コメントを入れていくという感じです。
そりゃ「例え」ですから例え元がないといけないって、そりゃそうですよね(笑)だけど、意外と忘れがちなのでここで一応確認という事で。
アタマに浮かんだ「感想」を大事にしろ!
これは、例えツッコミをする上ではかなり重要なことです。なぜなら、その起きたアクションに対して例えをするには「キーワード」が必要だからです。目の前で起きた現象に、自分のリアクションとして、「はやっ!」とか「おそっ!」とか、とにかくまずは第一印象としての感想をアタマに浮かべることが重要なのです。
そして、その「キーワード」を元に、「例え」をしていきます。
キーワードと言いましたが、何がしかの「情報」が得られればOKです。例えに関する手がかりになる情報です。とにかく「キー」が必要なのです。
「例え」をつよめる為に「フレーズを抽象化」する
リアクションとして例えツッコミをする場合、「例えはしっくりくるけど、ちょっとこれじゃ威力が弱いな...」という事があります。
そういう時は、例えフレーズを「抽象化」すると強くなるというのがあります。
どういうことかというと、例えば背格好や全体的なシルエットが丸くて、上下青っぽい服を着ている人がいるとします。
それを見て、「ドラえもんだ...!!」と思ったとします。
ただ、フレーズとしてもインパクトに欠けるし、誰の目に見ても明らかで、「みんなもそう思ってる可能性」があります。
もちろん、みんなが思っている事を代弁するだけでも笑いになると思いますが、予想されてるところに期待されたものを出されても、意外性がないですよね。
そこで、抽象化します。
「ドラえもん」→「未来からきたネコ型ロボット」
にすると、予想も裏切れるし、共感も得られて笑いになりやすくなります。
今回、説明のためにこういう例を出しましたが、こんな失礼な事を言うシチュエーションはないです(笑)もしするなら、あくまで仲が良い友だちの間でとどめてくださいねw
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は例えツッコミに関するコツと、考え方をいくつか書きました。この記事も、もうちょっと書き足して行こうと思うので、たま〜にチェックして見てください。上級編もそのうち書く予定です。全部そろったら、初心者〜上級者編で内容を並べ直してリライトしていく予定ですので、よろしくお願いします^^
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