どーも、お笑い工学の、元お笑い芸人の佐々木くんです。
今回は、すべらない話についてのちょっとしたヒントを書いていこうと思います。
「すべらない話」とは言っておりますが、大きい括りで見るとエピソードトークですよね。
ムカついた話、驚いた話、信じられない話など。
芸人さんに限らず、役者さんでも得意な人がいますよね。
昔「ごきげんよう」というサイコロトークで、ゲストのタレントさんが○○な話をする番組もありました。
エピソードトークというのは仕事でも、飲み会や友人同士のおしゃべり、あらゆるシーンで使えそうですよね。
しかも一度身に付けてしまえば、一生使えるスキルだと思います。
なので、笑いをターゲットにした「すべらない話」以外でも、あらゆるエピソードで応用できるような事を言っていこうと思います。
それでは始めて行きましょー!
すべらない話に5W1Hって本当に必要?
試しに「すべらない話 コツ」で検索してみました。そこで多く見られたアドバイスが、
すべらない話は5W1Hを意識して話せ!
...うーん、それはその通りだと思うのですが。。。
これって有名だし、良く言われていることだし、わざわざググらなくても良いような...ちょっと考えたら分かりそうな気もしますし(汗)
ま、というのは半分負け惜しみで、これは僕が頭悪くて、
5W1Hが全然使いこなせなかったんですよね(笑)
しばらく頑張ってみたのですが、まったくダメで。
それで諦めて「これならスムーズに話せる!」という、じぶんならではのルールを作ることにしました。
いちいち5W1Hに当てはめて脳内変換するのも面倒だと思うしね。
もちろん体験談を話すのに、5W1Hは必要だと思います。
ですが、もう一度すべらない話を観てみてください。
いつ?どこで?何を?...etc などの要素って、
「冒頭の10秒くらいに凝縮されてる」
んですよね。
なので、シチュエーションを伝えるための第一歩としては、必要なのです。
ですから、こんな物はとっととクリアーしてしまいましょう!
イメージを喚起させるワードを散りばめよう!
「5W1H」なんて、あんまり難しく考えなくても良いんですよね。
要するに、すべらない話やエピソードトークの話術というのは、
「聞き手のアタマの中に絵を描いてあげる」手助けをしているだけなんですよ。
もちろん厳密にいうと「5W1H」は含まれているんだけど、そんなの冒頭の場面設定の3行くらいで終わっちゃいますから。
もっとシンプルで良い考え方があります。
それは「イメージを喚起する装置」としての単語やフレーズを、たくさん散りばめるという事です。
そうする事で、聞き手の頭の中での「絵」が完成して行きます。
ちょうど、アタック25の優勝者だけができる最終問題みたいに、装置を増やすことでパネルの絵がだんだん見えてくるんです。
そうすると臨場感(リアリティ)が上がり、聞き手がエピソードの世界に入りやすくなるんですね。
なので第一歩として、その「イメージ喚起ワード」をうまく設置して行きましょう。
イメージを喚起させるポイント5つ
時代
小学校時代、中学時代。高校、大学、専門学校など学生時代の話なのか?
社会人になってすぐなのか?何年目かたった後なのか?、つい先月、先週の話なのか?
初めにこれを設定することによって、シチュエーションや年齢がかなり限定されてくるので話しやすいし、想像しやすくなります。
地方出身者なら、出身地などの情報も、芋づる式に話せるはずです。
人物
そのエピソードの登場人物です。
自分が体験した話なのか、家族の話なのか、友だちの話なのか。
そして、近しい間柄だとよりやり易いと思いますが、その人物がどういう性格なのか?どういう癖を持っているのか?
人物を設定すると、そういう伏線にも絡む情報も、流れでサラッと言えると思います。
その他、バーの話だとマスターが話しかけてきたり、その場にいる他の客がカットインで入って来たりする場合もあります。
なので後に出てくる建物にも関係して来ます。エピソードに出てくる人物を誰にするのか整理するとグッと話しやすくなります。
イベント
修学旅行、運動会、遠足などの学校行事なのか。
花見、海、スキーなどは季節的なイベントは温度的な情報も伝えられますよね。
コンパとかなら大体その場にいる人数もイメージできます。
重要なプレゼンなのか、優勝を決めるサッカーの試合なのか。
もっと軽めのパーティーなのか。
そのあたりの重要を度掘り下げても、すべらない話的には良いですよね。
イベントを設定すれば、後に出てくる「場所」「建物」もおのずと決まって来ます。
建物・施設(場所)
旅館の中なのか、校舎の中なのか体育館の裏なのか。
自宅での出来事なのか。
これは話の中で、場面転換する場合もよく使いますね。
建物がない場合は、そのままその場所を言ってください。
海なのか、砂漠なのか、森の中なのか。
そんなにガッツリ詳細を描かずに、サラっと触れるだけの場合も多いですが、
建物を設定するだけで、
聞き手のアタマの中の絵作りはかなりやりやすくなるはずです。
事件・きっかけ
ある時ふと○○しようと思った「能動的なモノ」。
イベント中にトラブル、ハプニングに巻き込まれる「受動的なモノ」
の2種類があります。
起承転結の「起」と言うと分かりやすいかもしれませんね。
これを設定することによって、
「解決すべき問題」
「達成すべきミッション」
などの、話しの方向性が決まるので、後の展開を話しやすくなります。
もうここまで設定できれば、あとは転がし方だけなのでとりあえず一段落ですね。
ちなみにすべらない話でいうと、後半まで出てこない場合もあります。
結論
ポイントを押さえて、そのイメージから芋吊る式に情報をしゃべればラク
ぼく思うんですけど、5W1Hって会社なんかの伝達事項を伝えるときの為のツールだと思うんですよね。
すべらない話でも、もちろん有効だと思うんですが、あんまりそれに捕らわれ過ぎなくても良いと思います。
5W1Hにせよ僕の方法にせよ、
イメージできる素材を与えてるに過ぎないんですよね。
だからコツとしては、なるべく想像しやすい単語を使うと良いですね。
こんな感じで、聞き手の頭の中の絵づくりをやっていくと話にリアリティーも出てくるので、グッと惹きつける事ができるし、
そこに個人の心情が加わるとより、ハプニングや展開が活きてきます。
今回、お話した要素に加えて、伏線(俗に言うフラグ)というのがありますが、それはまた別の機会にしますね。
あなたのエピソードトークがウケますように....グッドラック!!
続きを書きました!よろしければこちらもドウゾ☆