お笑い工学研究所

お笑い工学を研究する元お笑い芸人の「佐々木くん」とお笑い工学を広く伝えたい「そもんず」によるお笑い工学の研究所です。

お笑い工学 ツイキャス第一回 まとめ

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どーも、お笑い工学研究員の佐々木くんです。

ちょっと遅れてしまいましたが、1/21に放送したツイキャスの内容をブログにまとめて行きたいと思います。

笑ってはいけないシリーズから、笑いの理論化はできないか?

毎年、大晦日の恒例番組となっているダウンタウン「笑ってはいけないシリーズ」。今回のテーマはアメリカンポリス24時。僕自身、久しぶりに見たのですが、番組後半に「絶対に驚いてはいけない」コーナーがあるなど、飽きさせない試みがりましたね。

 

2回言うと、笑いが起こる!?

 佐々木:お笑いで、同じフレーズを2回言うって言うとウケるという法則があるんですよ。

ちょっとやってみましょうか?と、そもんずさんとアドリブで実演を試みるも、ちょっと上手く行かず(汗)プロの芸人さんはガチガチに打ち合わせしてやってるから、そりゃそうですよね(笑)

まぁでもこの法則は絶対にあるので、ネタを調査している内に発見したら、この記事に上げときますね。Youtube動画もあればそれも付けて。ツイキャスでの実演に関しては事前に、簡単な台本だけ用意して生放送でそもんずさんを巻き込んで笑いを仕上げていくドキュメンタリーとしてやってみるのもアリかな、と思ったり。。。笑

 

ここでそもんずさんから質問。


そも:同じフレーズ2回繰り返すとは言うんだけど、フリとかいらないの?一般的にはフリとオチとは言うけど...。

ツイキャスは僕もまだ慣れておらず、スポッチャでやるテーブルテニスがごとく来る球を返すだけで普通に流してしまいましたが...これ実はメチャクチャ良い質問でしたね(笑)

 

実はお笑いには、「伝える力と考える力」というのがあります。

 

考える力というのは、お笑いの基本的な理論や仕組みを駆使する力です。たとえば大喜利でボケたり漫才のネタを考えたり。伝える力というのは、じっさいに声を出したり演じたり面白さを立体化する力なんですね。今回の「2回言う」というのは「伝える力」だけで笑いに持っていく方法。だからフリオチは関係ないんですよね。ツイキャスのその場で言えばよかったんですが、そんな機転が効かずに混乱させてしまいました、ゴメンナサイ。。。

 

ちなみにお笑い用語でよく聞く「天丼」というのは、一度ウケたギャグを繰り返すというやつですね!

 

このあたりも、今後もっと深く触れていきたいですね^^

 

 浜ちゃんのブラックフェイス問題について。

 

佐々木:ピュアなお笑い視点からみると、黒人も白人も石油王も多重債務者も、異文化はすべてボケなんですよね。

そも:twitterぜんじろうさんも言っていたけど、グローバル視点で見ると、ちょっと違うかな。

 

海外では、もっと身近に人種問題があるので非常にセンシティブな話題であると。最近はコンビニに行くと外国人の店員さんも増えてきているので、時代は変わって来ているのかも知れませんね。昔のコンプライアンスでOKだったものも、今後は時代に合わせて変えて行く必要があるかも知れませんね。

 

ちなみに佐々木くん個人としては、2020年に開催される東京オリンピックに向けて、これくらいの炎上はワクチンとして良かったのかな?とは思います。もちろん不快に思った方は嫌だったと思いますが。

 

この炎上なしで、日本人として海外の方への意識も低いままオリンピック本番を迎えていたら、もっと大変なことが起きていたと思うので。今回の一件はいわばポジティブ炎上だったのかなと。海外にしょっちゅう行く機会がある人以外は、日本に住む僕らもわからないし、それはTV局の人も同じだと思うので余りやいやい言わずに(笑)みんなで意識して行けたら良いですね。

 

で、結局のところどこまでイジって良いの?


じゃあオバマのモノマネをしていたデンジャラスのノッチさんはOKなのか?という質問が出ましたが、それは人種うんぬんの前に有名人だからOKだと思いますね。

 

イジリ芸=いじめの助長 みたいな意見も聞きますが、女の子の芸人も(もしかしたら明るい一般の方も)太っていることで笑いをとったりもしていますし、本人が言われて良ければOKだと思います。

 

なので、「ここまではイジっても大丈夫だよ」と本人から先に提示してあげるのも良い方法ですね。本人から発した話題は、踏み込んでも良いゾーンなので。

 

とは言え、イジリも用法用量をまもって使わないと大変なことになるので(笑)その人の価値を少なからず落としますからね。このルールも1テーマとって語りたいですね。

 

 そもんずさん、ヨシモト∞ホールへ行く

そもんずさんが、渋谷にあるよしもとの若手芸人のための劇場  無限大ホールにて、大喜利ライブを鑑賞。そこから、ヒントを持ち帰って来てくれました。

 

そも:大喜利をするメンバーの中にバッファロー吾朗の人がいたんですけど。答えを言う前の段階で、「これは絶対に自信ある!」とか「今日のぼくの回答は歴史を塗り替えることになる」とか言って事前に滅茶苦茶ハードルを上げまくっていて。で、いざ大喜利の本番になると、わざとつまらないボケを言って周りから総ツッコミを受けるという(笑)

 

ツッコミ役はいると思いますが、すでに打ち解けているグループなんかだと、すごく使えると思います。ただし、フォローを期待しておいて皆んなから裏切られたら、どうにか自分でフォローしてください(笑)

 

そんな時のお役立ちフレーズ。

 

「どうかしてました」

「何かのまちがいです」

「四面楚歌の意味がたったいま理解できました」

「時計の針を10秒戻してもらえませんかね?」

 

では、また次回のツイキャスもよろしくお願いします!